マッチングアプリでクセ強男性とばかりマッチした女性①
2024.04.22 2024.04.22
20代女性のYさんは、大手企業勤務のしっかりした人です。
彼氏が欲しいけど出会いがないからと、人生で初めてマッチングアプリに登録しました。
すると、しっかりとプロフィールを埋めたことがよかったのか、想像をはるかに超えるいいねとメッセージが届き、あっという間に数人と会うことが決まりました。
見た目が好みの男性と会うことになり、ウキウキで初アポに向かったYさん。
待ち合わせ場所に現れたのは、プロフィール写真の通り素敵な男性。過去にスポーツをやっていたのか、筋肉質な体型も魅力的でした。
外見がストライクなだけではなく、自分をリードしてくれて、話も面白く、1時間半程度のお茶はあっという間に終わりました。
お会計をどうするか迷っていると、男性は言いました。
「すみません、お財布忘れちゃって…」
Yさんは戸惑いましたが、そういうこともあるかと2人分のお茶代とケーキ代を支払いました。
「本当にすみません、次回は自分がご馳走するので!」
と言ってくれる男性を信用し、その場は解散しました。
解散後、男性からお礼とお詫びのラインが届きました。
「今日は払わせてしまってすみません。次回ですが、ここでディナーはいかがですか?」
と、おしゃれなイタリアンが送られてきました。
男性と話すことが楽しかったYさんは、すぐにOKしました。
「ありがとうございます。19時に予約しておきますね」とサクッと予約してくれるところも素敵でした。
1週間後、最高のイタリアンディナーが実現しました。
男性はスーツ姿でかっこよく、結婚を見据えたような話題も出てくる。
「僕は家庭や仕事をどうするかは、女性の意思を尊重したいですね。自分がしっかり稼ぐので」
とサラッと言ってくれる姿勢に、ますます惚れてしまいました。
今回は2時間以上話して、かなりいいムード。もしかしたら帰り道に告白されるかも?なんて考えてしまいます。
そろそろお会計を済ませて帰りましょう、というタイミングでまたもや事件が起こります。
「すみません、財布を忘れてしまいました」
またもや男性は財布を忘れたと言うのです。
お会計は一人5,000円を超え、さすがにYさんもすぐに払いますとは言えません。
この人は本当はわざと財布を持ってきていないのでは?と疑ってしまいます。
とはいえ、お会計をしないことには解散もできませんので、いったんYさんが二人分を支払うことにしました。
「いやー、本当にすみません、ご馳走様です」
という男性に疑問を持ったYさんは、PayPayか銀行振り込みで半額を送って欲しいと伝えます。
すると男性は、PayPayはやっていないし、口座振り込みはやったことがなくできないと言います。
どうやら男性はお金を払う気が全くなさそうで、Yさんは「お金はいらないのでもう連絡をしないでほしい」と告げて解散します。
以来、男性からの連絡はなく、関係は終わりました。
最初の一人からこんな変わった人で、Yさんは不安になりましたが、なんとか2人目と会ってみることにしました。
しかしその2人目も、だいぶ変わった人でした。
続く