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お金を出す気が全くない男性はもう嫌だ！と思い、今度は「初デート費用」の欄を「男性が全額払う」としている男性と会うことにしました。

次の男性は、外資ITコンサル勤務で年収1,000万を超えるエリートでした。

YさんもITに詳しかったのでメッセージが弾み、トントン拍子に、仕事終わりに食事に行く約束をしました。

です。いざ会ってみると、写真よりもかっこいい男性が現れまたもやウキウキ。

話も面白いですし、仕事以外にも共通点が多く、初回とは思えないほど盛り上がりました。

「私、この人と付き合うかも…」

直感的にそう感じるほどだったと言います。

前回苦労したお会計問題も、Yさんがお手洗いに立った隙に済ませてくれているスマートさ。

おしゃれな居酒屋だったので、お会計は一人6,000円くらいだったでしょうか。サッと支払ってくれて、前回の男性との差を感じました。

LINEを交換し、次回会う日程も決めて、いい雰囲気で解散。

マッチングアプリで苦労しましたが、ようやく報われるような気がしてきました。

Yさんはさっそく男性にお礼LINEを送ります。

しかしなぜでしょう、1時間経っても既読になりません。これまではすぐに返してくれていたのに。

2時間経っても返信が来ないので、しびれを切らしてマッチングアプリからメッセージを送ってみようとアプリを開くと、男性のステータスは「ログイン中」でした。

自分へのLINEを返さずにアプリをやっていたのかと、ショックを受けます。

とはいえ、マッチングアプリなどは複数人同時並行が基本ですから、いい気はしないけれど割り切って待つことにしました。

結局、その日中に返信は来ず、翌日になって「昨日は楽しかった、次回も楽しみ」といったシンプルな返信が届きました。

ちょっとキープのような感じがしますが、ハイスペですし、顔もかっこいいですし、好きなものや仕事が共通していますし、仕方ないと割り切ることにしました。

しかしながら、YさんとのLINEは1日1通にもかかわらず、Yさんがマッチングアプリにログインするといつも必ず男性もログインしているのでした。

平日朝・昼・夜、休日の日中、本当にいつでも男性のステータスは「ログイン中」なのです。

真剣なのはいいけど、本当に仕事してるのかしら？と疑いたくなるようなヘビーユーザーぶりです。

さすがに心配になって友人に相談すると、なんとその友人も同じ男性とメッセージをした経験がありました。

友人は男性と会ったことはありませんでしたが、アプリ上でLINEを交換した直後にブロックされたそうです。

どうしてそんな行動をするのだろうと二人で議論して、「LINE交換数の限界にチャレンジしている男性」という結論に至りました。

なかなか想像できないですが、世の中には「◯人の連絡先をゲットした」という肩書きを得たい人がいるのかもしれません。

結局その後、Yさんも男性と連絡がつかなくなり、LINE交換男とのお話は終わりました。

前回の男性とは違って、食事をご馳走してもらっているので損した気持ちはありませんが、次回の約束もそのままに連絡が取れなくなり、なんだかモヤモヤとした気持ちが残りました。

普通はLINEを交換すると連絡頻度が増えるはずですが、その逆をいく人もいると勉強になります。

2人連続して特殊な男性と出会ったYさんですが、3人目はさすがにいい人と出会えるだろうと信じていました。

続